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3年に及ぶコロナ禍は、私たちの生活を大きく変えました。次から次へ変異するウイルスはなかなか手ごわい。人類の英知と研究の結晶たるワクチン開発と接種、テレワークや自粛生活、見えぬ敵との様々な攻防。しかしここへきて世界的なパンデミックはピークアウトしたとのWHO議長の話にも乗って少々、争い疲れの感もしてきているように思います。
少し古い話で恐縮ですがNHK朝ドラの台詞をもじり、暗闇(コロナ禍)でしか見えぬものがある。暗闇(コロナ禍)でしか聞こえぬ歌がある、ということを多くの方が実感されたのではないでしょうか。
コロナ禍、この禍という言葉には「災い転じて福となす」というポジティブな意味があるとのです。メンタルヘルスの分野ではよく似た言葉に「レジリエンス」がありますね。危機を経てもなおしなやかに立ち直るという意味です。このように “新型コロナによる経験もきっと将来に役に立つ”、と言い聞かせてこれからの諸事に臨みたいものですね。
企業の中ではテレワークが普及し、仕事によってはリモートでのビジネスが普通になっているところも多くなりました。ITやAIを駆使した仕事は私達社会保険労務士の手続き業務のあり様も一変させてしまうでしょう。
と同時に社会の温もり、生活の活気は人々が直に会い、手に触れ、話し、表情から受ける営みから生まれることも実感しました。シンプルな「聴く・尋ねる・話す・伝える・確かめる」といった顔の見える温暖な関わりです。人は思い込み・錯覚の動物ともいわれています。機械的で冷たい電子音での対応では生きられないのです。
どんな時代になっても人の感動やら共感できる場所で同じ思いを持つ仲間達と一緒に事(コト)を成し喜び、そこで流す涙や汗がお互いの原動力になることに変わりはないと思います。
10月の詩笛 https://youtu.be/3-pJkkEwtV8
労務トラブルの防止
労務トラブルの防止



社員の関心度、ナンバーワンは、やはり賃金です。

企業の構造変化と雇用形態の多様化、個別化は今後、急速に進んでいくことが予想されます。こういう中、個別労使紛争は増加の一途です。紛争における斡旋代理は、労働問題の実務に明るい社会保険労務士が担う職域です。労務トラブルは裁判になる前にぜひ相談して下さい。
ある日突然、わが社員が見ず知らずの外部組合活動家とともに団体交渉を求めてきたら、あなたならどうしますか。
厳しい経営環境が続いている中、賃金の遅払い、退職金の減額、解雇、退職勧奨、出向、転籍、配置転換などの労働条件の変更をめぐる労使紛争が急増しています。また最近、匿名組合といわれる1人でも入れる労働組合が地域のあちこちに存在し、積極的に勧誘をしています。
労使紛争に巻き込まれると、紛争も長引きほとんどの場合、多額な解決金が必要となります。
労使紛争の原因や論点、その取った措置など経営上の合理性妥当性の根拠を、堂々と主張することが必要ではないでしょうか。一部の偏向した不平不満社員に対しては、言うべきことは恐れず、ひるまず、あきらめず主張する、勇気も求められます。労使課題に正面から取り組むためにも、申請書・答弁書の書き方から個別トラブルの斡旋代理まで、ぜひご相談下さい。