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2022.10.05

3年に及ぶコロナ禍は、私たちの生活を大きく変えました。次から次へ変異するウイルスはなかなか手ごわい。人類の英知と研究の結晶たるワクチン開発と接種、テレワークや自粛生活、見えぬ敵との様々な攻防。しかしここへきて世界的なパンデミックはピークアウトしたとのWHO議長の話にも乗って少々、争い疲れの感もしてきているように思います。

少し古い話で恐縮ですがNHK朝ドラの台詞をもじり、暗闇(コロナ禍)でしか見えぬものがある。暗闇(コロナ禍)でしか聞こえぬ歌がある、ということを多くの方が実感されたのではないでしょうか。

コロナ、この禍という言葉には「災い転じて福となす」というポジティブな意味があるとのです。メンタルヘルスの分野ではよく似た言葉に「レジリエンス」がありますね。危機を経てもなおしなやかに立ち直るという意味です。このように “新型コロナによる経験もきっと将来に役に立つ”、と言い聞かせてこれからの諸事に臨みたいものですね。

企業の中ではテレワークが普及し、仕事によってはリモートでのビジネスが普通になっているところも多くなりました。ITやAIを駆使した仕事は私達社会保険労務士の手続き業務のあり様も一変させてしまうでしょう。  

と同時に社会の温もり、生活の活気は人々が直に会い、手に触れ、話し、表情から受ける営みから生まれることも実感しました。シンプルな「聴く・尋ねる・話す・伝える・確かめる」といった顔の見える温暖な関わりです。人は思い込み・錯覚の動物ともいわれています。機械的で冷たい電子音での対応では生きられないのです。

どんな時代になっても人の感動やら共感できる場所で同じ思いを持つ仲間達と一緒に事(コト)を成し喜び、そこで流す涙や汗がお互いの原動力になることに変わりはないと思います。

10月の詩笛     https://youtu.be/3-pJkkEwtV8