岡本眞ブログ

2021.11.19

一方通行でない聞く耳を

先の選挙期間中、岸田首相が1冊のノートを振りかざし「私は聞く力を特技として、その声をこのノートに書き入れている」と声高らかに演説している姿が頭にこびりついています。

聞く力を持つこと、そしてその発言の真意を考え、相手に応える。応えられないときは、その理由を言って正直に自分の立場を説明する。社会の人と人との営みの基本に、このアクティブ・リスニングの行いが望まれます。

しかしことはそんな簡単ではありません。

世の中は矛盾や不条理なことがあまりに多いものです。だからこそ、聞くだけでは一方通行、「聴く・観る・触れる・尋ねる・伝える」という5感を重んじた誠実な対応があらゆる関わり合いに不可欠なものになります。

為政者という者、間違っても、嘘を言ったり、強要したり、改ざんしたり、わが身の保身の取引の手段にしてもらっては困りますね。

これを機に少なくとも投票した議員の行動について、これまで以上に注意深くチェックさせてもらうことにします。

♪♪ 霜月 落ち葉 踏み踏み ゆく秋深し  木枯らし前の山里の裾模様ですね。

https://youtu.be/6dIk_T54DkM