岡本眞ブログ

2017.04.09

先日、あるメルマガを読んでいて、そこに紹介のあった面白い図書を手に入れました。
「実践!世界一ふざけた夢の叶え方(フォレスト出版)なるものでした。
この本、読めば読むほどいちいち頷けられる非常に納得感満載の若者3人のサクセスストーリーです。
皆さんはあの斉藤1人さんをご存知ですね。3人が共通しているのは斉藤1人さんの心棒者です。自分を信じ、自分の潜在可能性を最大限に挑戦しくじけない。人の幸せは自分の幸せ、失敗しても運を手ばなさない、ツイてる、ツイてると自分の夢を達成させる、そういう成功を信じる考え方、生活習慣にぞっこん惚れ込み、心棒しているという。

この3人が実行した「セカフザ伝説」。世界一ふざけた夢を宣言してしまおう!との呼びかけのもと毎月、地下室での「テイレイカイ」称して互いの近境をシェアする会合をスタートしたのだそうです。ただしシェアするやり方が変わっていて、みんなでお前ならできる!という励まし合いを基本としています。そうするとわずか1年で全員の夢が叶ってしまったそうです。
祝福を予め予定し、前祝いで先にしてしまうことも彼らなりの工夫です。夢は面白くなければ叶わないとも3人の共通事項です。

「セカフザ伝説」というぐらいだからもうちょっと悪乗りしたふざけた内容かなと思ってたわが身が恥ずかしいぐらい、すごい迫力なんですよ、ひとつひとつの自問自答が。

面白い夢とはなにか。彼らは実に真面目な問いかけを自身にしています。
何のために働くのか?
何のために生きるのか?なぜその仕事をするのか?
魂が喜ぶ仕事がしたい、
あなたは理想のライフスタイルを既に体現してますか、
あなたの魂が喜ぶ価値観、生き方、生き様のモデルはなんですか?
こういう自分自身の価値観を無視しては本当の夢は叶えられません。

どうですか。
すごいですね。
既に人生の終盤にかかっている世の高齢老人にとっては、こんな大上段に言われると引きますわ。
すごいわ~、と感心していると彼ら曰く、すごいんじゃなく、ものすご~いんですと(笑)。

この本を読むと今更ながらなんやかんや言うてるだけで、結局は何にもしてないだけやないか、と思ってしまいました。
今朝、新聞を読んで、「ジェロントロジ―」という難しい言葉の学問があることを知りました。そのなかで元総理の小泉純一郎さんが江戸時代の儒学者佐藤一斎が残した「若くして学べば、即ち壮にして為す有り。壮にして学べば、即ち於いて衰えず。老いて学べば、即ち死して朽ちず」とう言葉を紹介しています。
自分はどうありたいのか」を真剣に自問自答する。自分の魂の声に耳を傾けてみる。
いてもたってもいられない、という心境が脱原発の行動を突き動かし福島での健康被害活動に奔走されていると思う。
人生、やるか、するか!黙っているわけはいかないと。
いてもたってもいられない!
ああ~何とも懐かしい響きです。あれこれ2分の1世紀近いいにしえの時代、小生もいても立っても居られない気持ちがありました。訪日中の米国ラスク国務長官に対し「ベトナム戦争反対!」と石を投げに行ったものです。
情熱が雲散霧消したんですね。最近、とんとこんな心境が湧いてきませんわ。