岡本眞ブログ
2015.04.07
新年度入り!春、はあ~る がまた来ました。
新年度に入り、1週間が経ちました。椿から梅、梅から桜、桜からつつじ、つつじからバラ・・と春爛漫、生命が踊り息吹いています。街中の女性も眩しいぐらい輝いています。若者の背筋もしゃんと伸び、歩みが速いです。高齢者の頭はますます光沢、輝きを増しています。
皆さん、春です。はぁ~~るです。
はい!昨日より今日、今日より明日。きっときっと良くなる。良くなるのです。だって春ですから。
そんな、気分になりませんか。
ところで昨日、沖縄の翁長知事と菅官房長官が初めて会談したニュースを読みましたが、ありゃ、どう見ても翁長知事の方に説得力がありますなあ~。今の政府はやることなすこと国民の神経を逆なでしているようです。これまでの政府の対応を「政治の堕落」とまで言い切った知事の言葉に、ドキリとしましたね。やはり私達1人ひとりがもっと真剣に考えなければならないと正直、思います。
「近づけばだれ1人まともな人はいない」これはあるイタリアの諺ですが、まことに至言というか言い得て妙です。だれもがまともじゃない自分を抱えて生きているからこそ他者への思いやりを持つことが大事ですね。自分こそが正しい。自分はまともだ、あなたは間違っている、と思っている人ほど薄情で、まともでないのです。
またイギリスの首相(アトリー)は民主主義の基礎には、「他の人が自分より賢いかも知れないと考える心の準備」を持ち合わせていなければならないと言っています。
大事なのは何であれ、間違っている、正しくない、と物事を決めつける前にあるがままの事実を事実として受け入れる寛容さと謙虚さがなければならないと思います。和顔愛語、そうです。あの禅僧道元の言葉です。先ずは笑顔で挨拶。これが大事ですわ。挨拶もできない人に偉そうなことを言う資格はない。そう思ってあなたの周囲の人を少し連想してみてくださいな。そう、案外、当っているでしょう。
しかしいたずらに愛想ふりまいている人がいいわけでもないですよ。表面上の愛想をよくすればいいものではない。現実の営みの悲喜こもごもをみんなを理解することなんかとてもできるはずもない。
だからこそ気軽に挨拶をしこちらから好意関心を示すことが尊いと言えるのではないでしょうか。
厳しく優しい表情というものに引き付けられることがあります。人間の哀しさを深く理解したときに滲み出るものだ、と思います。沖縄ひめゆり平和祈念館館長島袋淑子さんの放映番組を見たことがあります。17歳の時学徒として動員され、あの熾烈な沖縄戦の語り部として体験を伝えてこられましたが、このたび退任されるということです。厳しくやさしい、という表情がぴったりの方でした。