岡本眞ブログ
2011.09.06
のろのろ、だらだら台風、やっといってくれましたあ~~!
各地に大きな爪痕を残した台風12号、皆さまのご家庭は、大丈夫でしたか??
風光明美で、四季の移ろいも鮮やかな私達の日本列島も自然の脅威をまざまざと見せつけれます。
被災者は、口々に
「まさかこんなことが起こるとは、信じられません。」
「私の何十年の人生のなかでは初めてです・・」
と・・。
確かに災害とはこんなものなんでしょうね。
しかし自然災害に端を発っしても、災害への備えの配慮が欠けていたり、
初動対処が遅れると人為災害のそしりをまぬかれないのが、また事を大きく複雑にしています。
そしてその矛先は行政や為政者、施設や土地の所有者・管理者、経営者、元請け事業主などなどに向けられます。
命と健康を脅かす要因は、誰に責任があるのか。その主体者に対する多様な安全配慮義務が問われ、
損害賠償の責任が課せられることになります。
危険を予知する第6感、というものでしょうか。
まさか、そんな!
想定外の出来事です!!
なんてことでは、もはや言い逃れできない義務が
今、いろいろな場面でクローズアップしているような気がしています。
人の命と健康を預かる立場の方々は、知らん、存ぜんでは通用しないのですね。
多少のお金がかかっても安全配慮への先行投資は必要ではないか、と。
ここのところの災害や事故をみるにつけ思っています。
企業の中で最も守られていない法律は、「労働安全衛生法」と言われていますね。
病気にさせない、けがをさせない、という配慮義務の遵守があってこそ、
人に優しい経営理念が生きるのではないでしょうか。
ホームページに踊る「わが社は、人を大事にする会社です・・・、一人ひとりの絆を・・云々・・」
もどき美辞麗句が、白々しく空しく響きます。
地道な安全衛生活動が継続されていてこそ言えるワンフレーズだと思うのですが。