小松雅子ブログ
2011.05.25
本能
少しずつ暖かくなってきましたね。
明るい日差しと暖かい空気は、心まで温かくしてくれますね。
さて、タイトルの「本能」について、少し感じることがあったので
文章にしてみました。
人間(動物)には全て本能というものが備わっています。
それは生きていくために必要な能力。
しかし、動物の中でも人間は「意識」があるために本来備わった能力が
使えていないと感じることがあります。
例えば、本能が働くと昼間疲労した方を上にして寝ることにより、異常
な部分を休める姿勢になります。
下側の体温は高くなるので、異常があるときは冷えるように上にする
からです。
動物の場合、自然とこういう体勢になるのでしょうが、人間はもう少し
複雑で意識の力が働くため、こうはいかない場合があります。
横を向いて寝ると寝癖がついてしまう、こっちに見たいテレビがある
から・・・などなど。
すると自然治癒力が落ちるため、なかなか異常が治らない、なんてこと
にもなります。
先日、面白いことを聞きました。
知人の飼っているネコちゃんは21歳!という猫にしては超長寿らしい
のですが、このネコちゃん、たびたび断食するらしいのです。
ある時から餌を食べなくなり、ほとんど水だけで寝て過ごす毎日。
飼い主さんも、「とうとうか・・・」と覚悟していたようです。
それが2週間ほど経ったある日、突然餌をガツガツ食べ始め、みるみる
間に毛艶も良くなって元気になってきたそうです。
こういうことが度々あり、断食で身体に必要なことを調整しているんだ
なぁと思われたそうです。
わたしたちも確かに必要な量の食べ物を摂取しているかと言われると
食べすぎていることが多いですよね。
しかも食べたいから食べるというより、お付き合いだから、優雅な
雰囲気を楽しみたいから・・・などと理由づけて食べることもしばしば。
これは本能というより意識の力で食べているんですよね。
もともと私たちに備わっている本能。これは私たちを守ってくれるもの
なので、本能の声を聞いて従っていれば病気になりにくいのかもしれません。
そのためには、断る勇気、捨てる勇気も必要。
今流行りの「断・捨・離」なんかも、こういう現代だからこそヒット
しているのかも!?
本能に従うこと≒自分を信じること なのかな?
「感じる力」を大切にしていきたいですね。