オフィス人事教育のふれあいブログ

2008.04.30

異業種交流会に参加してきました

学縁という交流会で思うこと
ここ1ヶ月ほどで異業種交流会なるものに参加してみました。ひとつは高校の先輩後輩とう学縁が基になっているものです。こちらのほうは、まだまだPR不足で参加者が少ないのが致命傷です。でも古里が一緒ということはぐっと親近感が最初からあるものです。僕の場合、田舎の高校ですので親・兄弟の糸口からどんどん発展し、どこかで糸が絡み合う、なんとも不思議な繋がりがあるんです。年齢と共に郷土を思う気持ちが強くなっていることが、自分でもよく分かります。なぜでしょうね。大げさなようですが、なにか血が騒ぐというか、自分の心の奥底に、お爺さん、お婆さん、両親の育った懐かしい空気をもう一度、胸いっぱい吸いたくなるような、そんな吸引力に引き寄せられるような気さえします。方言や懐かしい山川、史跡名所などが飛び出せば、皆兄弟とばかりの盛り上がりになるから不思議なものです。

もう一つの異業種交流会 
さてもう一つは、ネットで募集があった異業種交流会に参加しました。
初めての経験でしたので、年甲斐もなくワクワク半分、ドキドキ半分の気分で臨みましたよ。
そこは、ビジネスパートナーと巡り合って、互いのウイン・ウインの関係を保とう、との
思惑で集る面々たちがいました。そういう僕も、創設間もない社長達と会い、総務労務業務をアウトソーシングしたい企業のルーティンワークを受注できればいいなあ、との狙いでした。ただ最初は参加する皆が、それぞれの顧客求めて名刺を交換する。その様はあたかも選挙前の立候補者が誰彼かまわず握手攻めをするような、なんか薄っぽさの残るものでした。
 しかし生命保険、教育セミナー業、証券、特注販売、カタログ販売、飲食業、車両販売、貿易、イベント企画等々・・多種多様な方々が集まって話ができたことは、僕にとって得るものがありました。反面、人との交わりは、数を求めるものではない、ということも再認識したのです。確かに、決められた時間に何人と話ができるのか、となると機械的に数をこなしていかなければ、マッチングの可能性もそれだけ少なくなることは分かります。
でも印象というか、その相手方の余韻が後になって、何にも響かないのですね。何度名刺を眺めても・・。

一過性のお付き合い  で気づいたこと
僕は、結構、人の交わりの中で第3者の表情なり、話の内容をウオッチすることが良くあります。本当に馴れ馴れしく、誰とでも近づいて自分本位の話題をいい、次の再会アポまでとる、強引な方もいます。こちらも拒否する権利もあるのですが、相手の巧妙な口ぶりに乗せられて約束してしまうことがあります。
今回の異業種交流会でもこのような方がいて、しっかり、わが事務所にも訪問を受けてしまいました。僕が興醒めしたのは、この方がまた違う異業種交流会に来ていたときの彼の態度です。目と目が合っても知らんぷり。さすがに僕はむしろ声高々に、「いやあ、またお会いしましたね。頑張ってはるんですねえ。」と反射的に出て、そのときのなんとも不快な殺伐感から逃れられましたが。自分にとっての価値判断、有りやなしや、とのこういうあからさまなビジネス対応を見るにつけ、「人の振り見てわが身振りなおせ!」という言葉を思い知ることができました。

印象ぶかい ”ぐっとくる”ヒット感  
仕事と人間関系、とりわけ営業アプローチの方法については、扱う商品やサービスによって一概に良し悪しなどありませんし、人の言動をあれこれ言うこともできないことは承知しています。ただ、このような交流会では、”この方は”と、目星をつけた者と少なくと20分ぐらいはゆっくり互いの”志”をきいてみる、余裕が大事なように思いました。
仕事上にでも、心にぐっとくる人たちとの良好な関係作りが大事ですからね。