オフィス人事教育のふれあいブログ

2008.03.21

社員を熱くする給与・賞与システムの改訂のススメ

新年度を迎える季節になってきました。桜前線とともに何か気もわくわくして、身も心も伸び伸びしてきますね。さて会社の経営者は、新年度入りとなれば大事な社員さんたちの給与の改定時期でもあります。給与はこのところ依然として、前年比で減少し続いていますが、人手不足による売り手市場ということもあって初任給ベースでは徐々にあがってきています。今回は誰もが納得する賃金を前提に、制度設計のステップを提案します。

あなたの会社の社員は、査定と賃金に納得していますか。評価に対する信頼と理解が得られていますか。
●長時間労働が続く
●慢性的な人手不足の中でタイトな仕事が多い
●意欲と能力に応じた処遇のあり方に納得できない
●職場の雰囲気が悪くなった
—など人事制度への不満や不安などが生じていませんか。

 しかし社員の働き振りに応じた給与や賞与を支払う仕組みをつくることは、社長さん達の共通したお考えですね。
当社で”どれだけのものを稼いでくれて、どんな役割を担い、責任を果たしてくれているのか!”この問いかけこそが、賃金分配の公正な”ものさし”というべきです。自分の力を思い存分、発揮させ、報いも明らかにする。しっかりした給与や賞与の支払いルールを決めて、社長と価値観を共有したパートナーを1日も早く育てましょう。

業績が確実にアップする給与、賞与の決め方を考えて見ましょう。
それには、次のようなステップで貴社の賃金など処遇の基本ルールを考えてみましよう。
1、やってもらう仕事の価値はいったいどの程度?  
  給与の額は、やってもらう仕事の難しさ、つらさ、業績のレベル、必要な能力、危険度、就業環境などの要素で決まります。
2、どれだけの給与が適切なの?  
  社員の募集・採用する場合には地域や同業他社の給与の水準が気になりますね。経営面から将来の総人件費の予測を行い、競争に打ち勝てる適正賃金をシュミレーションしていきます。
3、わが社の実力でいくら出せるの?  
  今、うちの会社で支払える能力はどれぐらいなのか、一度、冷静に現状での支払い限度を考えてみてください。
4、分かりやすい賃金の仕組みを考えて見ましょう。  
  給与の基本部分をどのような項目にして、どうなれば昇給や降給になるのか、を分かりやすく理解してもらえるような仕組みを分析し検討します。
5、賃金の不平不満のナンバーワンは、評価への不公平感です。  
  「僕は、あいつより仕事ができるのに、なんで僕のほうが給料安いの?」「この会社、どうしたら給料あがるの!」給料で一番多いぼやきですが、この場合の ポイントは評価です。貴社の仕事内容や業種業態を踏まえて賃金処遇を決める  評価制度の基本枠を提案します。
6、評価したいポイントを絞り込み、具体的な評価表として示しましょう。  
  仕事内容や業種業態の特性を考慮し、実際の評価着眼点を拾い出し、評価する  際のツールを作成提案します。やる気が高まり、働きの内容を一変させるきっ  かけは、正しい「評価制度」と具体的な評価表がベースです。
7、最適な賞与の目安を考えて見ましょう。
  賞与が出せるところ、出せないところが非常にはっきりしてきています。業績面からの勝ち組、負け組の色分けですね。誰もが納得する成果の配分とは?すぐに使える業績連動賞与の算式を考えてみましょう。

 
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